著:安宅和人
『シン・ニホン』読みました。

分厚い本の、最後の方にチョロっと書いてあるのが「風の谷的未来」という著者の願望のような妄想がまとめられている章。
著者自身も言ってますが、それまでの章はかなり論理的に分析、考察されて構成しているのにも関わらず、最後の最後に論理とかある意味すっ飛ばした、著者の思い付きのままの「風の谷的未来」という構想。
でもそれがまた面白い。
要するには、都市とかコンパクトシティとかありつつも、「風の谷のナウシカ」の風の谷という集落的な、辺境な場所での暮らしというかたちもある方が楽しそうじゃない?という話。

「やっぱりそう思いますよねー!!」
と深く共感しつつ、
「やっぱり論理とかちょっと無理やりにでもすっ飛ばすくらいじゃないと成り立たないですよねー(^^;」
とそちらにも深く共感(笑)
来たことのある方ならわかると思うけれども、私たちの実践している串原という場はやはりかなりの辺境の地。
これだけの山の中の暮らしって、やっぱりちょっと度を越えているとも思います。

農業、キャンプ場、田舎暮らし、これらでどうビジネスを成り立たせる? とか
どう地域を維持していく? とか
考えていると、こりゃ無理だって思います(笑)
でもまぁ、心の奥底では諦めていないから、今もこうして実践していて、自分の内側からエネルギーが出てくるのだなとも思いますが。
大切にしたいと思っているのは、効率だけで未来を創るのではなくて、さまざまな生き方の上に効率があるという形。
そうでなければ、効率という正義の名のもとに差別、分断に翻弄された息苦しい未来がある気がするのです。
豊かで自由な未来への一歩として、辺境の地で暮らすことをあきらめない。

その実践は間違っているのかもしれません。でも、間違っているかどうかは人間社会も含めた自然が教えてくれると思っています。
実践しつつ、学ぶことはやめません。
自然に学び、自然と生きる
学ぶことも自然体であることが、私の目指したい生き方ですからね。
何はともあれ、安宅和人さんという日本の第一線で活躍されている方の中にも、風の谷的暮らしという妄想があるんだということに励まされた瞬間でした。
まだまだ自分の実力不足。
色々試して、続いていける形を作っていきたいと思います。
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