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てらぼら農園の目指したい未来

“多様であれ”


農業という自然を相手にした仕事をしていると、いつもそう自然から言われているような気がします。

もちろん、農業といっても様々な形の農業がありますが、

いわゆる農薬などを使わない農業をやっていると余計に実感させられます。



自然の循環システムは見事なまでに多様な生物とそのバランスで成り立つもの。

スプーン一杯の土には1億もの微生物がいるのだとか。

想像をはるかに超えてきます。



秋ごろに植える野菜(大根、カブ、小松菜など)の多くは虫にとっても美味しい葉っぱで、生物バランスが悪いと害虫がすぐに大量発生。植えたはずの野菜も数日で溶けるように無くなっていくのです…。



それでも、土の状態、生物バランスなどを野菜にとって丁度良い環境に整えていくと、虫の害を受けにくい、きれいな野菜が育ちます。

葉っぱを食べる虫もいないことはないけれども、大量発生とまではいきません。

虫を食べる虫がいたりと、多様であるがゆえに干渉しあって一部の極端な大量発生が起きないのです。



現時点での、自然から学ぶてらぼら農園の目指したい未来ってそんな感じ。

私たち人間が、まだこの地球に生きることを許されるのであれば、

一人ひとりが輝きながら生きれることを目指しつつ、そのための環境、社会のバランスを整えていく者でありたいのです。



何が正解かはわからないけれども、都市に人口が集中し、地域が衰退していく今の日本の現状が、極端すぎてアンバランスなのではないかと思っています。

一人ひとりが輝きながら生きれることを目指すうえでは、地域にも、地域なりの暮らし方が成り立つことも大事だと思うのです。


たしかに効率的ではないかもしれません。人間の生活圏が集中している方が効率的で、生産性も高く、より便利な暮らしになるとも思います。


それでも、不便であっても工夫しながら、試行錯誤しながら、辺境の地で自然と生きていく暮らし方も存在する方が、多様であり、なにより面白そうと思ってしまうのです。


効率的に生きるということは、今後数年間でAIが助けてくれるみたいなので、

人間が目指す生き方は非効率なもので良いのではないかと思ってみたり。



ただ、まぁ現実は厳しい(笑)

これだけの辺境の地でいかにして生活を成り立たせるかはまだまだ試行錯誤の最中です。


これからも学びつつ、実践していきたいと思います。

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